みなさんこんにちは、まるこです。(@maruco_blog)
ジュニア遺伝子検査キットの検査結果を公開します。実際にどのような結果が出るのか気になる方は是非参考にしてみてください。
今回ジュニア遺伝子検査キットで長男と次男のスポーツ遺伝子を検査していただきました。長男と次男の検査結果をそれぞれ紹介していきます。
ジュニア遺伝子検査キットとは何か、検査方法などはこちらの記事を先にご覧下さい。

パッと読める目次
検査に使用するスポーツ遺伝子とは

出典:DNA EXERCISE Jr. 遺伝子検査
ジュニア遺伝子検査キットの説明でも、スポーツ遺伝子について詳しく書いていますがこちらでも簡単におさらいしていきましょう。
スポーツ遺伝子とは三種類あって、その三種類の遺伝子を検査することで
- 筋肉の種類
- 血液の供給量
- 運動効率
などを知ることができます。
これらを知ることで、お子さんに向いているスポーツや、どのような運動をすると効果的に運動能力を伸ばすことができるのか判断できます。
長男と次男のスポーツ遺伝子検査結果

さっそく長男と次男のスポーツ遺伝子の検査結果を紹介していきます。
長男と次男の検査結果

出典:DNA EXERCISE Jr. 遺伝子検査
長男と次男の検査結果は全く同じで下記のようになりました。
- ACTN3遺伝子・・・X/X型
- ACE遺伝子・・・I/I型
- PPARGC1A遺伝子・・・S/S型

出典:DNA EXERCISE Jr. 遺伝子検査
筋肉の種類は遅筋線維の割合が高く、持久力を必要とする運動に向いているタイプ。
血液の供給量は高く、運動による疲労を感じにくいタイプ。
ミトコンドリア量の増加が緩やかなため、運動習慣を身につけると楽に運動を行えるタイプ
スポーツ遺伝子検査の結果は、2人とも長距離向きということになります。遺伝子ごとの検査結果を詳しく見ていきましょう。
ACTN3遺伝子
R/R 型 | R/X 型 | X/X 型 |
速筋線維の割合が高い。瞬発力を必要とする運動に適している。 | 速筋と遅筋のバランスが良い。瞬発力、持久力どちらも必要な運動に適している。 | 遅筋線維の割合が高い。持久力を必要とする運動に向いている。 |
陸上競技 短距離(100〜400m)走り幅跳び、棒高跳び、砲丸投げ、円盤投げ、ハンマー投げ、やり投げ |
球技 野球、サッカー、バスケット、ラグビー、アメフト、バレーボール、テニス、卓球、バドミントン |
陸上競技 長距離走(5000〜10000m)マラソン、競歩、駅伝 |
その他 水泳短距離(50〜100m)レスリング、柔道、相撲、空手 |
その他 中距離走(800〜3000m)水泳中距離(200〜400m) |
その他 水泳長距離(800〜1500m)登山、ダンス、エアロビ、トライアストン |
参考:DNA EXERCISE Jr. 遺伝子検査
ACTN3遺伝子は、型によって筋肉の種類や向いているスポーツが違います。日本人の割合で言うと
- 一番人数が多いのがR/X型(54%)
- 次にX/X型(27%)
- 次にR/R型(19%)
となります。この表を確認すると、長男と次男はX/X型なので両距離に向いていることがわかります。
速筋・遅筋ってなに?
そもそも速筋と遅筋ってなんだろう?と疑問に思う方もいるかもしれません。筋肉は主に筋繊維でできていますが、その筋繊維の種類には大きく分けて
- 速筋
- 中間筋
- 遅筋
の3つがあります。その3つの筋繊維はそれぞれ特徴が違います。
速筋 | 中間筋 | 遅筋 | |
収縮速度 | とても速い | 速い | 遅い |
パワー | とても強い | 強い | 弱い |
持久力 | 低い | 低い | 高い |
疲労感 | とても高い(乳酸が溜まりやすい) | 高い | 低い(乳酸が溜まりにくい) |
代謝方法 | 無酸素性 | 無酸素&有酸素 | 有酸素 |
トレーニングの効果 | 鍛えると筋肉が太くなりやすい傾向 | 中間 | 鍛えても筋肉が太くなりにくい傾向 |
有効なトレーニング | 高負担低回数の運動 | 中間 | 低負担高回数の運動 |
参考:DNA EXERCISE Jr. 遺伝子検査
速筋か遅筋かを知ることで、筋肉は疲れやすいのか筋肉は太くなりやすいのか、どのような運動方法で練習すればいいのかわかるのです!!
ACE遺伝子
I/I 型 | I/D 型 | D/D 型 | |
特徴 | 筋肉への酸素や栄養を送り届ける力が優れている。(血管拡張能が高い) | 筋肉への酸素や栄養を送り届ける力は標準。 | 筋肉への酸素や栄養を瞬発的に送り届ける力が優れていて、瞬間的に力を出すことが得意。 |
疲労感 | 運動による疲労は感じにくいタイプ | 運動による疲労の感じやすさは標準 | 運動による疲労は感じやすいタイプ |
トレーニング例 | 持久系(長距離ラン) | 持久系(長距離ラン) | 瞬発系(ダッシュ) |
参考:DNA EXERCISE Jr. 遺伝子検査
ACE遺伝子は血圧に関する遺伝子です。ACE遺伝子の活性が低いと血液供給量が多くなり、筋肉への酸素や栄養を送り届ける力に優れています。
日本人の割合で言うと、
- 一番人数が多いのがI/D型(49%)
- 次にI/I型(40%)
- 次にD/D型(11%)
となります。
長男と次男は、I/I型なので筋肉への酸素のや栄養を送り届ける力に優れていることになります。さらに、運動による疲労も感じにくいようです。
PPARGC1A遺伝子
G/G 型 | G/S 型 | S/S 型 | |
特徴 | ミトコンドリア増殖能が高い。長時間効率よく運動が行えるタイプ。 | ミトコンドリア増殖能は標準。運動がだんだん楽に行えるタイプ。 | ミトコンドリア増殖能が低い。運動強度が低く、運動量が長時間必要なタイプ。 |
ポイント | 持久系の運動が比較的楽に行える。運動や食事でミトコンドリアが増えやすい。 | 持久系の運動がだんだん楽に行える。運動や食事などでミトコンドリアが増えやすい。 | 日常的にインターバルトレーニングなどでミトコンドリアを増やす必要あり。 |
参考:DNA EXERCISE Jr. 遺伝子検査
PPARGC1A遺伝子は、骨格筋の中のミトコンドリアの機能などを調整するPGC-1αたんぱく質の遺伝子です。PGC-1αの活性が高いほど運動のミトコンドリアが増殖します。
ミトコンドリアが運動に必要なのはなぜ?

ミトコンドリアがなぜ運動に必要なのかというと、ミトコンドリアは体の細胞が活動するために必要なエネルギーを作る役割をします。
特に筋肉にはミトコンドリアが多く含まれており、酸素を取り込みエネルギーを作ってくれます。
速度を上げて走るとミトコンドリアの量が飛躍的に増えます。運動によってミトコンドリアを増やすことで、代謝酸素を促進することや持久的運動能力が上昇するといわれています。
ミトコンドリアを増やす運動

スポードアップとスピードダウンを繰り返して行う強度の高い練習です。これを日頃から行うことで、ミトコンドリアを増やしていきます。
PPARGC1A遺伝子の型によって、ミトコンドリアの増えやすい増えにくいがわかります。タイプによって、日頃ミトコンドリアを増やすために行う練習量にも違いがあります。
ミトコンドリアの働きを助ける食事

ミトコンドリアの働きを助ける食事があります。筋肉の代謝酸素や持久的運動能力を上昇させるためには、ミトコンドリアの働きを助ける食事を積極的に食べましょう。
- タウリン・・・タコ、イカ、貝類など
- ビタミンB群・・・豚肉、うなぎ、玄米など
- 鉄分・・・ほうれん草、レバー、貝類など
上記の栄養素は積極的に食事から摂取していきましょう。
ジュニアスポーツ遺伝子検査キットの結果は以上になります。
一般用のスポーツ遺伝子キットや肌質遺伝子キット、アルコール感受性検査キットなどはこちらの記事で紹介しています。
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子供に向いてるスポーツ・運動方法がわかる!

今回は、ジュニアスポーツ遺伝子検査キットの検査結果はどのようなものなのか説明していきました。この他にもスポーツをする子に必要な栄養素や一日に摂取するカロリーなどの説明も記載されています。
子供に何のスポーツをさせようか迷う事や、この子に合った運動方法が知りたいと思う事ありますよね。このスポーツ遺伝子検査キットなら子供に向いているスポーツは何なのか。どのような運動方法が向いているのか知る事ができます。
子供のスポーツ遺伝子を検査して、ぜひ結果を参考にして子供にスポーツに役立ててくださいね♪