今回はステロイド肌が黒くなるという噂ついて詳しくお話をしていきます。
ステロイドを使うと、「やめられなくなる」「体に蓄積される」「皮膚が黒くなる」などとよく言われています。
これはすべて間違った情報なのです。

ステロイドはなぜ危険だと思われているの?

ステロイドが危険だと思われている理由には、ステロイドの知識がなく、容量用法を守らず使用してしまい副作用が出てしまった方が多くいることが一つ挙げられます。
他にも、なぜステロイドが危険だという情報が広まってしまったかというと、一部の悪徳な民間商法業者が人の弱みに付け込み商品を売りつけるために広めた嘘が世の中に広がってしまったのです。
ステロイドで皮膚は黒くなるは嘘!

一番代表的な疑問が皮膚が黒くなるなるのでは?ということです。実は医学的にはステロイド外用薬で「皮膚が黒くなる」という現象は起こりません。
なぜなら逆に「皮膚が白くなるからです」
我が家の次男も毎日ステロイド外用薬を塗っていますが、肌は真っ白です。なぜ白くなるのかというと、ステロイド外用薬には血管を収縮させる作用があって、皮膚の表面の血管が目立たなくなるせいで肌が白く見えるようです。
しかし、一つステロイドの副作用として覚えておきたいのがステロイド外用薬を使うと「皮膚が薄くなる」ということです。
こちらも信頼できる医師のもとで使用していけばなんの問題もない副作用ですので、安心してください。
ステロイドで皮膚が黒くなった?黒くなる原因は?

実際に友達の子でステロイドを毎日使用していて皮膚が黒い子供がいます。ではなぜ皮膚が黒くなってしまうのでしょうか?
搔きむしり
一番に考えられる原因は「搔きむしり」です。それによって色素沈着を起こしているのですね。かきむしって赤みが出た肌は次に黒くなっていきます。
それによって黒くなったと感じるのでしょう。ステロイド外用薬を続けていけばその黒みも消えていきます。
飲み薬も同時に使用すると痒みは抑えられるのですが、ステロイド外用薬を医師のもとで用法容量を守ると痒みはほとんど起きず、ひどい搔きむしりには繋がりにくいです。
ステロイド外用薬の強さや塗る量をあやまると炎症を抑えきれず搔きむしりに繋がりますので、注意が必要ですよ。
ステロイドを塗ると日焼けしやすいの?
ステロイドを塗ると日焼けしやすくなって黒くなると誤解をしている方も多いのではないでしょうか?
それは間違いなのですよ。なぜこんな誤解が生まれたかというと、昔の質の悪いワセリンで日焼けをした際に色素沈着を起こしたという事例があったからではないかと言われています。
今世間に処方される薬は不純物は少なく、製薬技術が発達しているのでそんなことは起こらないのです。
エステや看護婦さんの中にも、ステロイド外用薬を塗ると日焼けして黒くなると信じきっていている方もたくさんいます。周りの情報に惑わされないことも大切ですね。
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ステロイドに副作用はあるの?

実際「皮膚が薄くなる」の他にどのような副作用があるのでしょうか?ステロイド剤の副作用まとめてみました!
- リバウンド・・・リバウンドとは強いステロイドを長期使用し、その使用をいきなり止めることで起こる症状のことです。いきなり辞めてしまうことで今まで症状が出ていたかった場所にまで、広がってしまう可能性があります。
- 皮膚が薄くなる・・・長い期間の使用でおきます。飲む薬でも塗り薬でも起こる可能性があります。
- 免疫力が落ちる・・・飲む薬によって免疫力が落ちてしまうことがあります。
- ニキビが出来る・・・塗り薬の局所的副作用として起こる可能性があります。次男もたまにポツンとニキビができます。すぐ治りますが。
- 顔がむくむ・・・飲む薬のステロイドで起こる可能性があるようです。
このように様々な副作用があります。ステロイドは自己判断で使用するには少し難易度の高い薬です。
このような副作用を起こさない為にも、やはり信頼できる医師のもとで使用していくのが一番だといえるでしょう。

民間商法に注意!

世の中には人の弱みに付け込み商品を売りつけようとする人たちがたくさんいます。民間商法はすべて嘘だと思っておいた方がいいでしょう。
民放商法には、同じ悩みを持つママが「私はここに入って子供アトピーは治った」などと言って勧誘してきます。
「話を聞くだけで治る」「これを買って使えば治るよ」などの話は乗らないようにしましょう。言葉でうまく誘導し高額なものを買わせる悪徳なものもあります。
民間商法には十分注意してください。