出産・育児

アトピーになる原因!ステロイドとは?治療の仕方は?ランク表も

こんにちはまるこです。(@maruco_blog)

今回はアトピーになる原因や治療の仕方、ステロイドの強さについてお話ししていきますね。

アトピーで悩んでいる世のママさんパパさん達たくさんいると思います。アトピーになったのは私のせいだと自分を責めている方も多いのではないでしょうか。

私もそうでした。何が原因でアトピーを引き起こしたのかわかりませんし、アトピーになってしまった以上私たちが直してあげるしかありません。

アトピーとはすぐに治る疾患ではありませんので長期的に見て治していきましょうね。

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アトピーは何で起こるの?

アトピーになってしまう原因には様々あります。個人のアレルギーなどによって引き起こす場合もありますが、多くのアトピー患者は遺伝する傾向があります。

アトピー患者本人がアレルギーを持っていてそこからアトピーを発症する場合もありますが、アレルギーを持っていないのに発症する可能性もあります。

アトピーを発症・悪化させる要因

アトピーを発症する原因や悪化する原因は個人差がありますので、医師に見極めてもらう必要があります。

2歳未満のアトピー発症や悪化の原因は、下記のことが挙げられます。

  • 食べ物(卵・牛乳・小麦など)
  • 乾燥
  • 搔きむしり
  • 物理的科学的刺激(よだれ・石鹸・洗剤・衣服のこすれなど)
  • ダニ・ほこり・ペット
  • 細菌・真菌

2歳を過ぎ、年齢が上がってくるにつれてストレスなども要因に加わってきます。

重症度のめやす

アトピーは症状の大きさによってランク分けされています。

  • 軽 症:面積にかかわらず、軽度の皮疹のみみられる
  • 中等症:強い炎症を伴う皮疹が体表面積の10%未満にみられる
  • 重 症:強い炎症を伴う皮疹が体表面積の10%以上、30%未満にみられる
  • 最重症:強い炎症を伴う皮疹が体表面積の30%以上にみられる

アトピー性皮膚炎の重症度の評価には様々な基準が設けられているため、病院によっては重症度のランク分けが違う場合もあります。

あくまでも目安として考えてくださいね。

治療の仕方は?

日本のアトピー性皮膚炎患者に行う治療はどのように行われるのでしょうか?

上の図をご覧ください。診断から始まり、重症度の診断をします。そこからどのような治療をしていくのか決めていきます。

発症・悪化の要因を探し対策を立てたり、スキンケアなどで皮膚機能異常を治すために軟膏を処方されたり、そして症状が重度になるほど薬物療法へと変わっていきます。

薬物療法というのがステロイドを使用する治療法です。

ステロイドとは

ステロイドとは、スキンケアなどの保湿剤を中心とした治療と同時に使用する軟膏で炎症制御を行うものです。

アトピー性皮膚炎治療が中心となる外用薬で、皮膚の症状や、塗る部位、年齢によって適切なランクのステロイド外用薬を適切な量使用するのが基本となっています。

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ステロイド外用薬の強さ

ステロイドには、強さの種類があります。一番強さの弱いものから「ウィーク」「マイルド」「ストロング」「ベリーストロング」「ストロンゲスト」と順に強くなっていきます。重症度の高さによって使用するステロイドの強さが変化していきます。

薬効 代表的な製品名
I群
ストロンゲスト
デルモベート
ジフラール、ダイアコート
II群
ベリーストロング
フルメタ
アンテベート
トプシム、シマロン
リンデロンDP
マイザー
ビスダーム
ネリゾナ、テクスメテン
パンデル
III群
ストロング
エクラー
メサデルム
ボアラ、ザルックス
リンデロンV、ベトネベート
プロバデム
フルコート
IV群
マイルド
リドメックス
レダコート
メルメタ
キンダベート
ロコイド
V群
ウィーク
各種プレドニゾロン軟膏
クリームなど

年齢によっても使用するステロイドの強さは変わってくるので注意しなければいけません。表の右の黄色い部分が一般的に出回っているステロイド外用薬の名前になります。

赤文字の部分が今次男に使用しているステロイドになります。

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ステロイドを塗る量は年齢と重症度によって変わる!

こちらの下の表が年齢と重症度の一覧です。横と縦の列で見ていきます。

参考:アトピー性皮膚炎診療ガイドライン

うちの次男は重症から中等症と判断されました。その当時2歳未満でしたので、2歳未満の重症のところを見ると「ストロング以下」と書かれています。

使用していたのは、リンデロンV軟膏と、リドメックスというステロイド外用薬ですので、2つ上のステロイドのランク表で確認してみると、きちんとストロング以下のステロイドが処方されているのがわかります。

このようにして、ステロイドの強さを判断していきます。しかし医師によっては炎症をいち早く抑えることを優先とし、最初の処方に強いステロイドを出してくる先生もいます

一度肌を完全に綺麗にしてからステロイドのランクを落としていきますので、心配は要りませんよ。

ステロイド外用薬の自己判断使用は危険!

上記でステロイド外用薬について説明してきましたが、ステロイドを簡単に使用できそうに感じる方もいるかもしれません。ですがプロから見た肌と素人が見る肌では全然判断の仕方が変わってきます。

アトピーは見た目が綺麗になっても肌の内側にはまだ症状が残っています。私たち素人の判断では綺麗になったと判断しても、医師から見たらまだランクを下げるのは早いと判断されることもあるということを覚えておきましょう。

見た目が綺麗になったからといって使用をいきなり中止したりすると副作用によって危険が及ぶこともあります

アトピー性皮膚炎は、長期的な治療になりますので、すぐステロイド外用薬のランクを下げたくなる気持ちがわかりますが、炎症を少しずつ抑えていくことに専念し、焦らず治療していきましょうね。

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