こんにちはまるこです。(@maruco_blog)
3歳児健診へ行くと尿検査や視覚検査、聴力検査、計測(体重・身長・頭囲)歯科検診などがありますが、3歳児健診では尿を持参します。
尿の採取に失敗した方もいるのではないでしょうか?今回は3歳児健診での尿の摂取方法と、検査内容、必要なものなど私の体験談を交えながら紹介していきます。
パッと読める目次
3歳児健診とは

3歳児健診とは、乳幼児健診の一つで、各自治体が子どもの健康状態、子どもの成長、歯の状態などを確認するとともに子育てのサポートを行ってくれるものです。
母子手帳に記載されている乳児健診の時期は、1ヶ月、3〜4ヶ月、6〜7ヶ月、9〜10ヶ月、1歳、1歳6ヶ月、2歳、3歳です。それ以降は市長村によって異なります。
市町村で実施される健診
そしてその中で、すべての市長村で実施されるのが、1歳6ヶ月健診と、3歳健診です。この二つの乳幼児健診の場合、誕生日の数ヶ月前に問診票や必要なものが送られてきます。
乳幼児健診を受ける場所や会場、日程など記載されている場合もありますので、指示に従って3歳児健診を受けましょう。
通知が送られてくるものに関しては、自治体が費用を負担してくれるため、原則料金はかかりません。通知が送られてこない時期の乳幼児健診は有料の場合が多いです。
3歳児健診に行く前にするべきこと
3歳児健診に行く前には、3つの自宅でするべきことが下記になります。
- 尿検査
- 視覚検査
- 聴力検査
これら三つのことは自宅で行ってから、健診に向かいましょう。
3歳児健診の尿検査!尿がうまく取れない

3歳児健診から尿の提出が必要になります。保育園に通っている方なら、すでに保育園の健康診断で尿の採取を経験している人もいるかもしれません。
ですが、3歳になっているとはいえ、まだオムツが取れていないことも(汗)今のオムツはとても吸収力が高くオムツに尿が出てしまうとすべて吸収されてしまいます。
しかし簡単に採取する方法はいくつかあるので紹介します。参考にしてみてくださいね。
尿容器
私の市町村では検尿を入れる容器は見たこともない形でした!自分が小学生の時や中学生の時使っていたものとはまるで違うんです。

このようなプラスチックの容器でした。尿を入れるカップはついておらず、紙コップで対処!
子供が生まれると何かと検尿があるので、紙コップは常備しておいた方がいいかと思います。
市町村によっては、尿を入れるカップなどが入っている場合もあるかと思いますので、指定された容器で使用しましょう。
尿をうまく取るコツ

オムツを履いている子の尿をどう取っていけばいいのかいくつか紹介します。
起きた瞬間トイレに連れて行く
一番やっている方が多いのがこの方法かと思います。まだオムツをしている子は、トイレをしたいと感じても教えてくれない子もいます。そんな子には起きた瞬間トイレに連れて行くことで尿を取りやすくなります。
朝一番は大抵必ず尿が出ます。待つ時間を短縮できるのです。オムツをしている子でもママがトイレに連れて行き、すぐズボンとオムツを脱がして座らしてあげれば、すんなり尿を採取することができるでしょう。
こちらの方法はオムツをしていない子にも有効な方法です。
ガーゼやコットンを利用する
前日寝る前にオムツの中にガーゼやコットンを入れる方法です。ガーゼやコットンを入れておくことで、尿を吸ってくれ、朝それを取りだして絞るだけで尿の採取完了です♪
朝一番ママがあたふたすることなく採取できるのでとてもいい方法ですよ♪
尿が取れなかった場合
3歳児健診の前に尿が取れなくてもそこまで心配する必要はありません。健診の会場で取れなかったことを伝えましょう。何らかの対処をしてくれます。
私の場合は見事に採取に失敗しましたが、少し前に保育園の健康診断で採取していて異常がなかったことを伝えると、「それでは再提出は必要ありません」と言われました。
3歳児健診!視覚検査の方法

視覚検査を行う時、送られてくる指標をつかって視覚検査を行っていきます。まず視覚検査をする前に準備するものは下記になります。
- 指標を切るためのハサミ
- 眼帯(眼帯の代わりとなるもの)
眼帯部分は親の手で隠すという方法でも大丈夫ですよ。

こちらは子供が持つ指標です。紙に印刷されて送られてきますが、ハサミでこのように切って使用します。※切り方が雑ですみません。

これがお母さんが持つ指標です。左の大きい丸が練習用の指標で、右の小さい丸が本番用の指標です。点線に沿って紙を折り使います。
検査の方法1. 練習

子供の目に眼帯を付け指標を持たせ、お母さんは練習のための大きな指標をもち、子供と1メートル離れます。
そしてお母さんの指標の切れ目の向きを左、右、上、下と変えていき、子供に切れ目の向きを合わせるようにと練習させます。
検査の方法2. 練習

続いて同様のやり方で2.5メートルの距離まで離れます。この時お母さんの持つ指標は練習用の大きい指標にしてください。
この距離で慣れてきたら、眼帯を付けて練習していきます。左右交互に眼帯を付け、慣らしていきます。
検査の方法3. 本番
最後に本番です。2.5メートル距離を開け、小さい指標に持ち替えます。目に眼帯を片方ずつはめながら左右上下4回ずつ測定していきます。
片目で四つのうち二つしか見えない場合は、斜視や遠視の影響で弱視になっている可能性がありますので、眼科を受診してみてもらうとようでしょう。
視覚検査のコツ

視覚検査のコツを紹介します。
何回も教える
3歳とはいえまだやり方を分かってくれない子もいます。もしどうしてもやり方を分かってくれない場合には、何回も繰り返して教えていきましょう。
1日でしようとすると子供も飽きてしまいます。できないことを責めずに、日を空けて教えていけば必ずわかるようになります。
絵の指標を使う
何回も教えるのが煩わしい方は、他にもやり方があります。丸の指標での計測が難しい場合には絵の指標を使うこともできます。

このような練習用の大きい絵の指標を使います。絵は一つ一つ切り離して使用します。一つ一つ絵の名前を教えます。(呼び方はなんでも良い)

そして眼帯を付け、本番用の小さい指標(こちらも切り離す)を2.5メートル離れてみせます。そして、見えた絵の名前を言わせる方法です。
名前が言えないお子さんの場合は、小さい指標を見せた後、近くで大きい指標を見せてあげ、「どれが見えた?」と聞いて指をさしてもらいましょう。
この方法でも、見えているかどうかの判断をすることができます。この方法を使えば、大体の3歳児はうまく視力検査ができると思います。試してみてくださいね。
3歳児健診!聴力検査の方法

3歳児健診の検査するものとして、聴力検査もあります。聴力検査も機械を使うのではなく、親御さんが事前に検査して3歳児健診に向かいます。
その聴力検査の方法も紹介します。

聴力検査で使用する絵シートが送られてきます。六つの絵が書いてあります。まず、子供の近くで絵シートにある絵の名前を教えていきます。
覚えられたら、次に少し距離を取り、絵シートの名前を一つ一つ小声でささやきます。聞こえたもの子供に指さしてもらいます。
これが聞き取れたら聴力には問題はないということになります。聴力検査は視覚検査や尿採取よりは難しくなくできるかと思います。
聴力検査のコツ
あえてコツを挙げるなら、検査する時間を考えてあげましょう!3歳児でもご飯の後やお昼寝の時間になると眠くて検査をすることを嫌がるお子さんもいるでしょう。
検査をする時はお昼寝の時間を避け、遊ぶ元気がある時間にするとよりスムーズに検査ができるかと思います。

3歳児健診会場で必要なもの

3歳児健診を受けるにあたって必要なものは下記になります。事前に送られてくる通知の中に持ち物も記載されています。市町村によって持ち物は変わってきますので、必ず確認してくださいね。
- 母子手帳
- 3歳児健診問診票
- 健康調査表
- 尿検査の尿
- 視力検査、聴力検査の結果
- 着替え(オムツ、お尻ふき、ビニール袋) など
3歳児健診で行う検査

3歳児健診でも様々な検査を行います。所要時間は混み具合にもよりますが、2〜3時間ほどは見ておくと良いでしょう。
体重、身長、頭囲を計測
体重、身長に合わせ頭囲も測定します。頭の大きさが小さすぎないか大きすぎないか確認しています。
内科健診
小児科医の先生が喉の様子やお腹を触ったり、性器に異常がないか確認します。
歯科健診
歯科の先生が歯の状態を見てくれます。うちの息子の場合、虫歯はないので良かったのですが「指ちゅっちゅによって前歯が前に出てきている」と指摘されました。
噛み合わせが悪くなっていたようです。「無理にやめさせることはないが、歯が出てくることを頭に置いておいてください」と指導されて、とても慌てました。
普段歯科検診に子供を行かせていない親御さんでも3歳児健診できちんとみてくださるので安心です。
問診
保健士さんが子供と様々な会話をしながら、発達状況を確認していきます。積み木の積み方を真似させてみたり、自分の名前や兄弟の名前が言えるかなど様々です。
「何色?」「これちょうだい」など質問しながら、会話が成り立つかどうかや指先が器用に使えているかなど判断しています。
これらはあくまで、発達状況の目安ですので、できなかったからといって不安になることはありません。会場が違うと緊張でできないお子さんもいます。
お家でできている場合には、お家ではできていますと伝えましょう。
できていなくても不安になりすぎないで!

3歳児健診の問診などで周りの子はできていたのに、うちの子はできていなかったと落ち込む方もいるかもしれません。
3歳児健診は重大な発達障害やその他の疾患を早期発見するために行われています。もし何かしらの重大な発達障害でも3歳という比較的低い年齢に発覚できれば、早くから対処できるのです。
周りの子供と比べるのではなく、自分の子供の健康を第一に考え、子供の健康状態から目を背けないようにしましょう。
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